こんにちは、スズキ(kusuri_suzuk)です。
オンライン薬局について知りたい方
オンライン薬局について詳しく知りたい。
将来オンライン服薬指導ってどうなるの?
それに伴って薬剤師の働き方の変化や給料面を知りたい。
と思ったことありませんか?
この記事を書いている私は、
薬局の将来に不安を持ちWEBの知識をつけるためにIT企業に転職し、マーケティングとWEBデザインのオンラインスクールの運営をしています。今後はIT×薬局の事業を作っていこうと計画をしております。
今回そんなIT薬剤師がオンライン薬局について解説していきます。
結構複雑でですのでここではわかりやすく簡潔に解説していきます。
オンライン薬局の概要について
オンライン薬局とは、オンラインで服薬指導を行っている薬局です。
具体的には、パソコンやスマートフォンなどの端末を用いて、
薬剤師が離れた場所から患者さんに薬の飲み方などをインターネットを介してご説明します。
これをすることで患者さんが薬局で待つ時間もなく、家で服薬指導ができるというメリットがあります。
また小さな子どもがいる方やコロナ感染予防をしたい方は、
医師の診察、薬剤師の服薬指導をオンラインで受けて、自宅に薬が届くのはとても便利です。
オンライン服薬指導の流れは基本的には以下の通りです。
1.オンライン診療で病院に受診
2.医療機関から薬局へFAX等で処方箋を送信
3.電話やオンライン機器を用いて服薬指導
4.薬剤の配送
対象となる患者さんは?
現在は全ての処方箋が可能です。※一部例外あり
2020年9月に施行された薬機法によると、
・その薬局で同一内容あるいはそれに準じた薬剤を調剤され、あらかじめ対面で服薬指導されている
・オンライン服薬指導の「服薬指導計画」を策定されている
・オンライン診療または訪問診療を受けている
以上を満たす患者に限られていました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、厚労省が0410事務連絡を出し内容が一定期間の変更がされました。
変更となったものが、
過去に対面服薬指導がない方であっても初診のオンライン服薬指導が認められました。
オンライン薬局はどんな処方箋でも出来るのか?
0410事務連絡により、どんな処方箋でも可能です。※麻薬・向精神薬等の処方は不可です。
またオンライン診療の処方箋ではないものでも0410事務連絡により可能になりました。
さらに薬局の全体の処方箋の中から1割との制限もなくなりました。
処方箋はどのように扱うのか?
電話等で診療を受けた患者の処方箋情報は、
医療機関から備考欄に「0410対応」の表記の処方箋が薬局に直接ファクスなどで送られます。
その後、原本は後に医療機関から直接届く仕組みになっています。
将来オンライン服薬指導ってどうなるのか知りたい
あくまでも個人的な意見ですが、
当面の間は、規制がかかって徐々に緩和して近い将来オンライン服薬指導に移行していくと考えられます。
具体的には下記にまとめましたので参照していただければと思います。
・電話の指導ではなくビデオ電話のみになる。
・全ての処方箋ではなく、一部規制が入る。(麻薬、向精神薬など)
・オンライン服薬指導の店舗全体の処方箋との割合の制限は徐々に緩和していずれ制限はなくなる。
・初診の患者さんでも大丈夫になるが、あくまでも疾患による。
・かかりつけ薬剤師主流で行うようになる。
このように考えています。
直近の2021年の秋に国からのオンライン服薬指導や0410対応などの恒久化についてなんらかの発表があると思いますので注目です。
何にせよ数年かけて少しずつオンラインに移行していくと思います。
※オンライン服薬指導についての参考動画
オンライン薬局が増えると薬剤師の働き方はガラッと変わります。給与は下がる?
ここからはオンライン化が進んだ薬剤師の働き方の未来を解説していきます。※あくまでも個人の予想です。
まず、オンライン化が進んだら薬剤師の働き方はどんどん楽にそして厳しくなっていきます。
オンライン化のメリットとデメリット
まずオンライン化が進むメリットを見ていきましょう。
・よりかかりつけ薬剤師の重要性が増しニーズが出てくる。
・店舗に行かなくても良くなる
このように1部ですがメリットは結構あります。
一番のメリットとしてどこでも服薬指導ができるということです。
ある程度の規制は出てくるとは思いますが、
これによって一番影響が出てくるのはママさん薬剤師です。
リモート化になるとこによりママさん薬剤師からのニーズも増えると考えられます。
楽になった分デメリットもあります。
給与が下がる
地方の薬局は、現在都心より給与がいいですがオンライン化によってどこでも服薬指導ができるため人手不足は解消されると予想されます。
そのため、薬剤師の高収入求人がどんどん下がっていくと考えられます。
さらに追い討ちをかけるように薬学部の増設により今後薬剤師が増え需要がなくなり給与が低くなってしまうでしょう。
では、給与を下げないようにするには
・専門性を高め専門薬剤師になること
・かかりつけ薬剤師になること
です。
共通しているのが専門性をつけることです。
そうすることで価値が高くなるでしょう。
薬剤師も今後はスキルの時代になっていきますね。
薬剤師の将来について書いた記事です。