こんにちは、スズキ(kusuri_suzuk)です。
ドラッグストア業界の今後について知りたい方
ドラッグストアは今後どのようになっていくか知りたい。
ドラッグストアで働きたいけど業界は明るいのか知りたい」
と思ったことはありませんか?
そんな元ドラッグストア薬剤師がドラッグストア業界の今後について解説していきます。
ドラッグストア業界は今後伸びます。
まずドラッグストアの現状はどうなのかについて解説していきます。
2020年度のドラッグストアの売上順位表
引用:ドラッグストア拡大史
こちらの表は過去11年での成長率を表した表です。
1位がウェルシアなっていますが、
現在マツキヨがココカラが経営統合を行えば1兆円規模の売り上げになり再度首位に位置づきます。
またM&Aは今後も企業が利益拡大のため何度も繰り返し行われると考えられるため、
ドラックストア業界の競争はもっと加速化していくでしょう。
ドラッグストア市場は10兆円規模へ
2020年度のドラッグストアの全国売上は、8兆363億円だったと言われております。
今後2025年までにこの全国ドラッグストアの売上を10兆円にするとドラッグストア協会が目標に掲げています。
と疑問に思っている方もいると思うので10兆円になる道を解説していきます。
ドラックストアの食品スーパー化
現在のドラッグストアでは生鮮食品がものすごく売れています。
特にその中でも売上が加速しているのが郊外型の店舗です。
郊外型の店舗ではマスクなどの日用品や薬だけではなく、
卵やお肉などの生鮮食品も取り扱っています。
ドラッグストアの食品の特徴としまして、価格がスーパーと同じかそれより安いです。
日用品と一種に食品を買うことで客単価が上がるためドラッグストアでは食品は見逃せないものとなりました。
これからも今まで以上に食品スーパーの食料品やホームセンターの生活関連品なども取り込むようになっていくでしょう。
ドラッグストアのコンビニ化
今後さらに食品の分野で加速するのが、弁当や総菜、ファストフードといった食品です。
すでにコスモス薬品では
総菜のプライベートブランド商品をすでに販売しているため、
このように全てのドラッグストアが食品も揃えコンビニの土俵にが上がってくるのも時間の問題と考えられます。
インバウンド復活で海外展開が加速化
コロナの影響で今は海外観光客は減ったもののコロナが落ち着いたらまた爆買いが始まるのは目に見えています。
某ドラッグストアでは、全国での売上のうち観光客が多い首都圏の売り上げが約4割を占めていると言われています。
それほど海外観光客の影響は凄まじいものです。
また、マツモトキヨシでは東南アジアへの進出を積極的にしているため
アジア圏からの信頼を勝ち取って売り上げを伸ばしていくと考えられます。
セルフメディケーション推進の決定
現在、日本の医療費が42兆円を超えたというので話題になっています。
そこで国が医療費の削減のため「セルフメディケーション税制」制度を作りました。
セルフメディケーション税制とは、
処方箋医薬品ではなくドラッグストアの売っている一般用医薬品を1年で2万円以上買った方に対して
確定申告で税金が少し返ってくるという制度です。
現在、OTC医薬品でも処方薬と同じ成分が増えてきているためこの制度の認知拡大により節税したい方が増えドラッグストアの売り上げがどんどん増えていくでしょう。
ドラッグストアだけが成長しているという事実
2011年から9年間は、スーパーは閉店ラッシュにあい、ホームセンターも市場規模は横ばいでありました。
平成に大成長した4大コンビニも「純増店舗数(出店数-閉店数)」は、2016年の1679店を境に鈍化し2019年の純増店舗数はわずか40店と、店舗数の増加に急ブレーキがかかっている現状です。
さらにコロナなどの影響により2020年は大量閉店を行っており店舗数の減少が始まっています。
スーパーやコンビニが減少する中、
大手ドラッグストアは増加傾向であり、今後も年間100店規模の大量出店を計画しています。
そう考えると、生活必需品を取り扱う総合業態の中で、唯一ドラッグストアだけが成長しているでしょう。
ドラッグストアの協会の池野会長は、
「DgSの新規出店ペースはまだまだ衰えない。今まで以上に食品スーパーの食料品やホームセンターの生活関連品などを取り込むようになるし、現在はほとんど手をつけていないネット販売にも積極的に取り組むようになる。そう考えれば、10兆円はおろか20兆円も現実みを帯びてくる」と話しています。
まとめ
・コンビニ化
・インバウンドの復活
・オンラインの普及
ドラッグストア業界が進化し売上をあげることで従業員の給与もどんどん上がります。
ドラッグストア薬剤師の給料も高くなってくると思います。
転職を考えている方はドラッグストアが加速化する前の今が転職のチャンスかもしれません。
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